枝豆栽培は失敗しやすい!?ポイントを押さえてラクラク栽培

家庭菜園で人気の枝豆ですが、

実は栽培を失敗しやすい野菜でもあるのです。

今回は美味しい枝豆を育てるポイントから

害虫対策まで分かりやすくお伝えします。

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枝豆の育て方を小学生でも分かるように解説

枝豆栽培を成功させるためには成功しやすい

条件を選ぶこと・失敗しやすい原因を知って

おくことが大切です。枝豆栽培の流れに沿って

ポイントをまとめました。

◇枝豆を育てる時期と収穫までの期間

枝豆は寒さが苦手な植物なので、種まき

4月~5月上旬が適しています。日当たりが

良い場所を選ぶのがポイントです。

枝豆は栽培にかかる期間によって品種が

分けられます。種まきから収穫までの期間が

極早生(ごくわせ)は約70日、早生(わせ)は

約90~100日、晩生(おくて)は約120日です。

収穫までの期間が短い早生種を選ぶと

成功しやすくなりますよ。例えば「あじみのり

や「青森みどり」などの品種があります。

<失敗しやすい原因>

・種まきの時期が早すぎる

種が寒さに負けて発芽しなくなります。

・種まきの時期が遅すぎる

開花する時期の高温環境や乾燥により受粉が

うまくいかず実入りが悪くなります。

・日当たりが悪い

ベランダなどで育てると日照不足により、

細くひょろっとした枝豆になりやすいです。

・枝豆を苗から育てる

ポット栽培をした場合や枝豆の苗を

購入した場合では、定植(ていしょく)

と呼ばれる畑への植え替えが必要になります。

しかし枝豆は定植すると枯れやすい野菜なので、

種から育てることをおすすめします。

◇土づくり

枝豆は連作に不向きな野菜です。

連作とは植物を育てたあと、同じ場所に

同じ植物を続けて育てることです。

枝豆を育てるときには、種まきをする

2週間前から土づくりをして環境を

整えておく必要があります。

1・苦土石灰(くどせっかい)という、

マグネシウムが含まれた石灰を畑に撒いて

耕します。

(苦土石灰は土のpHを中和するとともに、

栄養素の補給を助けてくれる効果があります。

苦土石灰の分量は10㎡あたり約1㎏が目安です。

土の㏗は6.0~7.0が理想です。pH測定には、

ホームセンターなどで販売されている

pH測定液や㏗測定器を使用します。)

2・種まき1週間前になったら、土に堆肥(たいひ)

元肥(もとごえ)を混ぜて耕し畝(うね)を作ります。

(肥料の分量は畑10㎡あたり堆肥約10㎏、

元肥は窒素50~60g・リン酸150g・

カリ100gが目安となります。)

枝豆の場合は窒素を少なくし、

リン酸を多めにすることがポイントです。

※畝とは畑の土を盛り上げて種をまく台を

作ることです。畝を作ることで枝豆の根が

育ちやすくなり、水はけも良くなります。

◇さらに枝豆栽培の成功率をアップさせるには?

枝豆栽培の成功率をアップするためには、

プランターに種まきを行うことをおすすめします

プランターであれば鳥や虫からの食害対策、

温度調整などの管理がしやすくなります。

プランターで育てる場合の土づくりは

野菜用培養土を使用します。

深さ20㎝程のプランターに鉢底石

(はちぞこいし)を敷き、

野菜用培養土を入れて水で湿らせます。

<失敗しやすい原因>

・土づくりせずマメ科植物を連作

枝豆に必要な栄養素の不足や病害虫発生といった

連作障害が起こります。

・元肥として窒素分を与えすぎる

茎や葉が大きくなりサヤが育ちにくくなります。

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◇種まき

土の準備が整ったら種まきを行います。

1・作っておいた畝に、30㎝ずつ間隔をあけて

直径5㎝、深さ2㎝ほどの穴を作ります。

2・一つの穴に種を数粒ずつまいて土を被せます。

この段階で注意したいのは鳥の食害です。

枝豆の種は鳥が大好きな大豆なので、

そのままにしておくと全部食べられてしまいます。

3・寒冷紗(かんれいしゃ)や不織布(ふしょくふ)

を掛けて守ってあげることが大切です。

寒冷紗の掛け方は、畝やプランターの上に

直接べた掛けする方法と、トンネル状の

支柱を張り寒冷紗を固定する方法があります。

枝豆に寒冷紗をべた掛けした場合は、

枝豆の発芽が揃ったときに寒冷紗を除去します。

水やりは毎日涼しい時間帯に行ってください。

とくにプランター栽培では水切れに注意

必要です。土の表面が乾いてきたらしっかり水やりを行います。

<失敗しやすい原因>

・種まきの間隔が狭い

枝豆が成長すると風通しが悪くなり、

灰色かび病にかかりやすくなります。

20㎝以上間隔をあけて穴を作ってください。

・種まき後に被せる土が少ない

発芽したときに根が浮き上がったり、

種皮を被ったままで発芽して子葉が開かなくなったりします。

・寒冷紗で保護していない

発芽するまでの間、鳥に食害される可能性が非常に高いです。

・水やりの時間帯

昼間の暑い時間帯に水やりを行うと、

種が蒸されて発芽しなくなります。

・土の乾燥

とくに花が咲き始めた時期からは乾燥状態に

要注意です。水切れするとサヤの実入りが悪くなります。

・水やりしすぎ

根腐れの原因になります。一回の水量を

少なくして水やり回数を増やすなど適度に水やりを行ってください。

◇発芽したら間引きと土寄せ

種まきをした後、1週間ほどすると芽が出てきます。

1・苗が10㎝くらい育ってきたら

発育の遅い苗を間引きます。

2・1か所の穴から数本の芽が出ている

ところを、2本だけ残して2本立てにします。

2本立てにすると枝豆に有益な根粒菌と

呼ばれるバクテリアが増え、強い枝豆が育ちやすくなります。

枝豆の根張りを良くし、枝豆が倒れないように

するために花が咲く前に土寄せを2回行います。

※土寄せとは、枝豆の根元に土を被せて

苗が倒れないようにすることです。

3・第一本葉という3枚目の葉が出てきたときに1回目の土寄せ

4・枝豆が30㎝くらいに育ち、第3本葉という

5枚目の葉が出てきたときに2回目の土寄せを行います。

<失敗しやすい原因>

・間引き不足

間引きが不十分だと1か所の密度が

高くなり、苗の成長が阻害されます。

・土寄せ忘れ

土寄せができていないと、ちょっとした風が

吹いただけでも株が倒れてしまいます。

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◇収穫はタイミングが大事

ピンクや白の可愛らしい花が咲き、その後

50日くらい経過するといよいよ収穫時期

膨らんだサヤを押さえると豆が飛び出すくらい

成長したときが収穫のチャンスです。枝豆は

収穫に適した期間が短いので、収穫時期が来たら

1週間以内にすべて収穫してくださいね。

収穫の仕方は2通りです。

1・膨らんだサヤを選んでハサミで切って収穫する方法。

2・株全体の8割ほどが実ったら株の根元をもって引き抜く方法

<失敗しやすい原因>

・収穫時期遅れ

収穫時期を逃すと豆が固くなり大豆になって

しまいます。すべてのサヤが実るのを

待っていると贈れる可能性が高いです。

・収穫後の保存

枝豆は収穫すると急速に鮮度が落ちます。

なるべく早く調理することをおすすめします。

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枝豆栽培に肥料はあまり使わないで

植物を育てるときには肥料をたっぷり

あげたほうが元気に育ってくれますよね。

しかし枝豆の場合はたくさんの肥料はいらないのです

その理由は、枝豆の根っこに根粒菌

(こんりゅうきん)というバクテリアが住んで

いるからです。根粒菌は枝豆と共生して

栄養素をもらい、代わりに植物が育つために

必要な窒素を作り枝豆に分けてあげているのです。

もしも肥料を与えすぎると枝豆の葉や茎ばかり

育ってしまい、実が付かなくなります

(ツルボケ状態)。また育ちすぎて株が

倒れやすくなる可能性もあります。

なので枝豆の場合は基本的に追肥は不要です。

ただし葉の色が黄色っぽいときや育ちが

悪いときは化学肥料を少量追肥します。

枝豆の成長状態をみて判断してください。

枝豆の栽培でも摘心は必要?

「摘心」とは、植物の茎の先端にある頂芽を

摘むことです。なぜせっかくできた芽を

摘む必要があるの?と思われるかもしれません。

摘心は植物の生長を促すために必要な

ポイントです。難しい説明は省きますが、

摘心を行うことで植物の実や葉がたくさん

できるようになるのです。つまり収穫量が

ぐーんとアップするわけです。

摘心は枝豆にも効果的なのでしょうか。

実は、家庭菜園を行っている人たちの間でも

意見が分かれるようです。

枝豆の場合は、摘心をしなくても十分元気に

育ってくれます「よく分からない」「難しそう」

と思われる方は無理に摘心しなくても大丈夫です。

枝豆も摘心をすると収穫できる量が

増えますから、たくさん枝豆を収穫して

食べたい方は摘心をしてみてくださいね。

摘心の方法は、本葉が5枚ほどになったときに

頂芽という枝豆の茎の先端部分を摘み取ります

切り口から菌が入ると枯れてしまう可能性が

あるので、清潔なハサミで切ることがポイントです。

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枝豆栽培の害虫対策は?

家庭菜園していると必ずやってくる害虫。

できるだけ枝豆に近寄らせたくないですよね。

そのままにしておくと、愛情たっぷりに

育てた美味しい野菜も台無しになって

しまいます。迷惑な害虫の種類と対策をお伝えします。

〇カメムシ

苦手な人も多いのではないでしょうか。

枝豆はカメムシの大好物なので、

4月~10月にかけては注意が必要です。

カメムシはせっかく育ってきた枝豆の汁を吸って

栄養を奪ってしまうのです。

〇アブラムシ

風に乗って枝豆の茎に付着します。

枝豆の栄養分を奪うだけではなく、病原体を

媒介してモザイク病を引き起こす厄介な害虫です。

〇コガネムシ

幼虫は枝豆の根を食べ、成虫は葉を食べます。

根を傷つけられた枝豆は枯れてしまいます。

食べられた葉は光合成を阻害されるだけではなく

そこから病気になる可能性もあります。

〇メイガ

聞いたことない虫かもしれませんが、

メイガの幼虫も枝豆の天敵です。放っておくと

枝豆の実やサヤを食べられてしまいます。

〇ヨトウムシ

夜になると動き出し、枝豆の葉を食害します。

葉の裏側を食べ表面は残すので

葉が白っぽく見えるようになります。

〇オンブバッタ

大量に発生しやすく、葉を食害します。

枝豆の近くに雑草が多いと発生しやすくなります。

〇ハムシ

成虫は葉を食べ、幼虫は根や茎を食べ荒して

スカスカにしてしまいます。成虫がいれば

土中に幼虫がいる可能性が高いです。

対策

・病害虫発生を予防するためには

連作をしないことが大切です。

・周囲の雑草をこまめに除去すれば

害虫の発生予防になります。

・枝豆の周りには支柱を立て、寒冷紗などの目の

細かい網をかけて保護します。

・もしも枝豆に害虫がくっ付いているところを

発見したら、すぐに除去してください。

・害虫に効果のある駆除薬や農薬を使うことも有効です。

害虫による被害を最小限にするためにも

毎日の観察が大切です。葉の裏までしっかり

観察してみてくださいね。もしかすると

新たな発見があるかもしれません。

まとめ

いかがですか?

枝豆栽培のポイントを押さえれば、ご家庭でも

ラクラクに栽培できてしまうのです。

枝豆栽培を成功させて、美味しい枝豆を味わってみてくださいね。




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