授業参観は親子にとって大きなイベントです。
ところが子供たちが大きくなってくると
授業参観に「来ないで。」と
言わた経験がある方もいるのではないでしょうか。
そんなとき
なぜ嫌がるのか親としてどう対応するべきなのか
知っておくことが大切です。
今回は子供が授業参観を嫌がる理由を解説し
適切な対応方法をお伝えします。
Contents
小6息子が親の授業参観を嫌がる理由とは?
まずは6年生の子供の特徴について説明します。
この時期はちょうど思春期に差し掛かる時です。
心と体が少しずつ大人へ近づき
自分を客観的に見ることができるようになります。
友達の評価や言動を重視して行動する傾向がみられ
親との距離を置いて友達との関係性を優先します。
つまり親から自立をしようとする時期でもあるのです。
特に男の子の場合は親とあまり話をしなくなったり
反抗的な態度をとったりする子が多くなります。
ですが決して
あたなのことを嫌いになったわけではありません。
子供が成長する過程においては
よく見受けられる反応なのです。
それではなぜこの時期の子供が
授業参観に親が来ることを嫌がるのか
主な理由は5つあります。
<照れている>
友達からからかわれたくない
という思いが一段と強い学年です。
もう6年生なのに親が授業参観に来るのは恥ずかしい
と思い始める子が多くなります。
しかし照れ隠しに「来ないで」と口では言いますが
本当は来てほしいと思っている子もいるのです。
子供の気持ちをどう汲み取って判断するかが
大切なポイントになります。
難しい年ごろということですね。
<親が来ると恥ずかしい、緊張する>
子供のころ
親の前で発表したり先生に当てられたりするのが
嫌だったという経験をした方も
多いのではないでしょうか。
親から見られていると思うだけで
緊張して嫌になってしまう子もいるのです。
また、この時期の子供は
家での自分と学校での自分を
うまく使い分けています。
普段家族には見せない一面を親に見られるのが恥ずかしい
と感じている場合もあります。
<親を見られるのが恥ずかしい>
ほかの友達に親を見られたくない
と子供から思われている可能性もあります。
例えば親の見た目や言動が
他の人に比べて目立っている場合に多いようです。
みなさんも派手な服装やメイクで
目立っている自分の親が現れたら困りますよね。
とくにそういう部分には神経質な時期なのです。
また授業中にも関わらず世間話をしたり
周囲の目を引くような態度をとったりしていないでしょうか。
授業参観のとき
子供は親の行動をとても気にしているのです。
<授業参観後に親からうるさく言われるのが嫌>
授業参観に行くと
子供の学校での生活態度がよく見えます。
友達に接する態度、先生への話し方など
いろいろ気になるところが見つかるかもしれません。
家に帰ってから子供に
「こうしなさい、こうするべきだった」など
言ったことはありませんか?
いつもはできているのに
その日たまたまできていなかっただけ
という可能性もあります。
授業参観のたびに何かを指摘されれば
誰だって嫌になりますよね。
<子供と良い関係が築けていない>
これが理由であることほど悲しいことはありませんよね。
親子関係の良し悪しも
授業参観を嫌がる理由の一つとして考えられます。
ここまで子供が授業参観に「来ないで」という理由を5つ挙げました。
心あたりはありませんでしたか?
小6息子が親の授業参観を嫌がる時にはどう対応するべき?
それでは
具体的にはどのように対応したら良いのでしょうか。
冷静な対応が肝心です。
<授業参観を嫌がる理由を確認する>
まずは子供の気持ちをしっかり聴いて
理由を判断することが大切です。
子供が抱える思いが分かれば
自然と対応も見えてきます。
子供とゆっくり話し合う機会を作ってみてください。
難しい年ごろなので、
本心を知ることは難しいかもしれません。
しつこく聞き出そうとせず
根気よく接するのがポイントです。
<授業参観参観に少しだけ参加する>
授業参観は学校での子供の様子を見られる貴重な機会です。
できれば参加したいですよね。
「来ないで」と言っている子でも
本心では親が来てくれることを期待しているかもしれません。
その場合はぜひ参加してあげてください。
ただし子供の意思を尊重するために
学校に長居しすぎないよう気を付けましょう。
授業参観に出席するときは
ちょっとだけ出席することをおすすめします。
例えば
・少し顔を覗かせて、授業が終わる前には帰るようにする。
・教室には入らず廊下からそっと見守るくらいにする。
など
こうすることで
子供が親を強く意識しすぎることもありませんし、
親が来てくれたという安心感を与えることもできます。
適度な距離感をもって接することが大切なのです。
また子供に話しかけるのも
控えたほうが良いでしょう。
親と仲良くしているところを友達に見られたくない
という男の子は多いのです。
わが子を見かけるとつい声を掛けたくなると思いますが
我慢してあげてください。
<目立つ服装や行動は控える>
授業参観は学校で過ごす子供の様子を見に行くことが大きな目的です。
親が目立つ必要はありません。
他の親と並んでも違和感のない
無難な服装や化粧をすることがベストです。
事前にどんな服装で行くのかを決めておき
目立ちすぎていないかを他者にチェックしてもらうことをおすすめします。
もうひとつ重要なことは授業の邪魔をしないことです。
親同士の世間話は意外と目立ちます。
お話したい気持ちもよく分かりますが
まずは子供たちを見守ってあげましょう。
親として最低限のマナーを守り
授業参観に臨むことが大切です。
子供にとっては
いつでも自慢のお父さん、お母さんでいて欲しいものです。
<褒めてあげる>
授業参観が終わったあとに
毎回小言を言うのは嫌がられる原因になります。
授業参観のときは子供も緊張しているのです。
何かひとつでも良いので
「頑張ったね」と褒めてあげてください。
<落ち込みすぎない>
「授業参観に来ないで」と言われれば
ショックを受け、心配になる人もいると思います。
ですが感情的になったり気にしすぎたりするのは良くありません。
あなたが必要以上に疲れてしまいます。
子供の成長過程を受け止め
そういう時期だと割り切って考えることが大切なのです。
<子供が授業参観を強く嫌がる場合は欠席する>
子供が真剣に考えて言っているのに
それを無視した行動をすれば
親子の関係性に溝を作ってしまう可能性があります。
そういうときは思い切って
授業参観を欠席するという選択をしても良いのです。
授業参観は年に何度か予定されている行事だと思います。
今回は欠席して
少し時間を置けば子供が落ち着く
という場合も少なくありません。
欠席するとしても
なぜ授業参観に来てほしくないのかを
きちんと確認しておきましょう。
もしかすると子供なりの悩みや秘密を抱えて
困っているサインかもしれません。
いかがですか?
小学校6年生になれば大人に近づいてきています。
わが子の思いを汲んで
意思を尊重してあげることが大切です。
まとめ
子供たちは少しずつ成長しています。
授業参観に親が来るのを嫌がることは
特別に異常なことではありません。
とくに男の子は
成長とともに親との距離をとって
自立したがる子が多いです。
子供たちの成長を感じ
温かく見守ってあげてくださいね。