春といったら「桜」を思い浮かべる人が多いでしょう。
季節を感じる桜餅やお祝いの席では「桜湯」にして飲むこともあります。
「桜の塩漬け」はそんな風流を味わうために多く使われています。
桜の塩漬けをこれから作ろう、または作ってみたが、
どれぐらい保存がきくのか、
その方法と食べる際の塩抜きの時間やレシピを知りたい方へ
実際の保存方法と、保存できる期間、塩抜きの方法、
桜の塩漬け活用レシピをご紹介します。
Contents
桜の塩漬けの保存期間の目安は?
桜の塩漬けは、保存期間は気にしなくていいのでは?
と思うのですが…いかがでしょう?
まずは、桜の塩漬けの作り方を説明します。
桜の塩漬けには花の部分と、葉の部分がありますが、
今回は花の部分を塩漬けにしていきます。
桜の塩漬け作り方
〈材料〉
八重桜の花・・・50g
梅酢・・・大さじ2
塩・・・大さじ2
〈作り方〉
- 桜の花を軽く水洗いし、ざるにあげ水を切る。
- キッチンペーパーで、さらに水分を拭き取る。
- 水気を取った桜の花に、塩をまぶす。
- 別の深いボウルのような容器に移し替え、サランラップを空気が入らないように被せる。
- サランラップの上から、100gほどの重さの重石をのせて1日おく。
- 翌日さらに水分が出てくるので、キッチンペーパーで拭きとる。
- 桜の花が隠れるくらいの梅酢(梅干しをつけた時に出るもの)を入れ、密封容器に入れ1週間漬けておく。
- 1週間後、梅酢から取り出し、ざるに上げ2~3日陰干しをする。
- ボウルに粗塩と、陰干しが終わった桜の花を入れ、軽く混ぜ合わせる。
- 保存容器に入れる。
保存方法・・・減菌した瓶や缶など密閉容器にいれ涼しくて暗い場所に入れましょう!
ちなみに、冷蔵庫に入れると臭いが移る可能性が
あるのでさけましょう。
保存期間・・・1年~1年以上持つといいます。
塩に漬けてあるので、長持ちするんですね。
桜の塩漬けの塩抜きに必要な時間と活用レシピ
桜の塩漬けは、料理などに使うときには、しょっぱいので
塩抜きをしましょう。
使い方では、軽く塩を洗うくらいでいい物もありますが、
しっかり塩抜きをしなくてはいけない物もあります。
桜茶の場合塩味に桜の香りを楽しむのに最適ですが
風味や香りを味わうためにお湯に5分ほど塩漬けを浸し
塩抜きをする程度で十分です。
桜餅の場合水に20~30分浸して塩抜きするのが最適です。
桜の塩漬けは、野菜などとは違い。
使用季節が過ぎてしまうと使い切れず残ってしまいます。
そこで、なるべく無駄なく消費できるように、
すぐ作って食べられるようなレシピをご紹介します。
桜の塩漬けおにぎり
〈材料〉
白米、お塩、桜の花の塩漬け。
〈作り方〉
①桜の塩漬けをぬるま湯で戻し花びらを開かせる。
②白米を丸く握り塩をつける。
③キッチンペーパーで戻した桜の塩漬けの水分をとり、
花びらをやさしく広げて、おにぎり中央におく。
桜の塩漬けトースト
〈材料〉
食パン、桜の塩漬け、イチゴやオレンジジャム。
〈作り方〉
①桜の塩漬けを水に浸し塩を抜き、キッチンペーパーで水気を取る。
②パンを少々(ご希望の香ばしさまで)焼く。
③ジャムを塗る。
④水気を取った桜の塩漬けをおく。
まとめ
桜の塩漬けについていかがでしたか?
春の風情を味わうのにとってもいいですね。
桜の塩漬けの作り方は、少し時間がかかりますが
難しくはありません。
保存方法は、密閉容器ならばいいということです。
また臭いが移らないように暗い場所で、冷蔵庫は避けましょう!
保存期間は、塩漬けしているので約1年はもつとのことです。
また塩抜き方法は、使う料理によってさまざまでした。
有名な料理以外にも、お茶漬けに入れても美味しそうですよ。
みなさんも、春の風情を味わうのにいろいろお試しくださいね。