「カカオパウダー」は、甘さを加えることなく、カカオ本来の風味と豊かな味わいを楽しめるので、質の高いお菓子作りにぴったりです。
カカオパウダーを使ったスイーツに心を奪われる方は多く、自宅で手軽に作ってみたいと考える方も多いですよね。
でも、いざ作りたいと思った時にカカオパウダーがない!という時もありますよね。
えっ、カカオパウダーが足りないなんて、どうしよう…
そんな時に役立つ「カカオパウダーの代わりになるもの」について、この記事でご紹介していきます!
カカオパウダーってどんなもの?その特徴と嬉しい点
カカオパウダーは、カカオ豆を焙煎しないで細かく砕いてパウダーにしたものなんです。
この方法だと、熱で失われがちな大切な栄養素をしっかり守ることができるんですよ。
このパウダーには、ビタミンやミネラル、ポリフェノール、テオブロミンが含まれています。
味わいはとっても豊かで、カカオ本来の風味を楽しめます。
ただ、甘みや焙煎を加えていないから、特有の苦みがあるんです。苦手な方もいるかもしれませんね。でも、この苦みがあるからこそ、自分の好みの甘さに調整できるという利点でもあるんです。
けれど、直接食べると、苦みや粉っぽさで食べにくく感じることもあるかもしれません。
そんな時は、スムージーやデザートに混ぜたり、甘みやミルクを加えてココアドリンクにしてみたり、ヨーグルトやシリアルにかけてみるのもいいですね。
ココアパウダーでカカオパウダーの代わりはできるの?
カカオパウダーとココアパウダーって、名前が似ているから混乱しがちですよね。でも、実はちょっとだけ違うんです。
どちらもカカオ豆からできていますが、カカオパウダーは加熱せずに作られる未加熱の粉末で、ココアパウダーは加熱処理を施してあるんです。なので、味にも少し違いが出てきます。
でも、基本的には両方ともカカオ豆からできた粉末で、ある条件下では互いに代わりに使えたりするんですよ。
ココアパウダーも基本的に無糖で、カカオパウダーのように甘くはないけれど濃厚な味わいを楽しめます。カカオをこよなく愛する人には、ココアパウダーの代用はちょっと違うかもしれませんね。でも、急な時にはとっても便利な代替品となるんです。
これから、ココアパウダー以外にもカカオパウダーの代わりになるものを紹介していくので、楽しみにしていてくださいね。
カカオパウダー不足を補う、これら6つの素敵な代替品!
【カカオパウダーの代替品①】ダークチョコレートを活用しよう
ダークチョコレート、特にカカオ含有量が70%や85%、95%といった高めのものは、ちょっとした工夫でカカオパウダーの素晴らしい代わりになりますよ。
カカオ含有率が高いほど、甘さは少なめで、カカオの苦味と風味がしっかりと感じられます。
70%のものではまだ甘みを楽しめますが、90%以上になると、純粋なカカオの味わいが「これ本当にチョコレート?」と思わせるほどです。
だから、特にカカオ含有率が90%以上のダークチョコレートは、カカオパウダーの代わりとしておすすめなんです。このチョコレートを細かく削れば、カカオパウダーと同じように使えるんですよ。
【カカオパウダーの代替品②】カカオニブを上手に使おう
カカオニブは、焙煎されたカカオ豆を粉砕したもので、そのチップ状の形は、ヨーグルトやシリアルに加えやすいんです。
カカオニブをカカオパウダーの代わりにするなら、フードプロセッサーで細かく粉砕してから使うといいですね。その独特の苦味と風味で、カカオパウダーの代用としてとても役立ちます。
【カカオパウダーの代替品③】カカオマスを上手に活用しよう
カカオマスは、焙煎したカカオ豆から作られていて、カカオパウダーのいい代わりになるんです。
チョコレートを作る時の大切な素材で、カカオバターや砂糖を加えることで甘いチョコレートが完成します。でも、カカオマスだけだと、かなりビターな味がするんです。
お菓子作りには、溶かしてペースト状にして使うと便利ですね。形は違えど、カカオパウダーの代わりとしてとても役立ちます。
【カカオパウダーの代替品④】キャロブパウダー
ココアパウダーの代わりとしても知られるキャロブパウダーは、カカオパウダーの代替としても使えます。
キャロブはマメ科の植物で、栄養価が高くカフェインを含まないので、カフェインを気にしている方に特におすすめです。カカオに似た風味があり、低カロリーでチョコレートのような味わいを楽しみたい方のおやつ作りにぴったりです。
キャロブには自然に甘みがあるので、甘みを足す予定のレシピには特に合うと思いますよ。
【カカオパウダーの代わりになるアイデア①】黒ゴマきな粉の魅力
お菓子を作るとき、カカオパウダーの代わりに黒ごまときな粉を混ぜ合わせた黒ゴマきな粉を使うユニークなアイデアがあります。
このユニークな組み合わせは、カカオパウダー独特の深みとは一味違いますが、それに負けない魅力的な風味と栄養をお菓子に加えてくれます。黒ごまの少しの苦味ときな粉のナッツのような味わいが、お菓子に特別な風味をもたらしてくれるんです。
特にブリスボール(栄養豊富なナッツやドライフルーツを丸めたエネルギースナック)などのお菓子に使うと、新しい味の発見があるかもしれませんよ。
【カカオパウダーの代わりになるアイデア②】ナッツで新しい風味を
ティラミスを作るときにカカオパウダーを使い忘れてしまったら、ナッツをトッピングするというのは、とても創造的な方法ですね。
ナッツを加えることで、ティラミスに予期せぬテクスチャーと風味が生まれ、伝統的なレシピに新しいひねりを加えることができます。
ナッツのサクサクした食感と自然な甘さが、カカオパウダーがないときの素敵な代用案となります。この「なんちゃってティラミス」で、新たな風味の発見と共に、作る楽しさを味わってみてはいかがでしょうか。
まとめ
● カカオパウダーは、カカオ豆を焙煎せずに細かく粉砕して、熱で失われやすい栄養素をしっかりと守った栄養たっぷりの粉末です。
● 自然な状態でのカカオパウダーはそのままだとちょっと摂取しにくいので、飲み物にしたり、ヨーグルトやシリアルにかけたりして楽しむのがいいですね。
● カカオパウダーとココアパウダーは、使う原料は同じですが作り方が違うんです。
でも、上手に使えば、お互いを代わりにすることもできますよ。
● カカオパウダーのいい代わりになるものとしては、カカオ含有量が高いチョコレートやカカオニブ、カカオマス、キャロブパウダーなどがあります。